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YVAN VALENTINのチョコレート


今さらながらのバレンタインのチョコレート。
パッケージが好きすぎてどうしても手放せなくて、自分のものにしてしまった。

「店舗を持たず紹介でしか販売していないため、“幻のチョコレート”として知られている。」
のだそう。
そんなこととはつゆ知らず、完全ジャケ買いだけど、
そんなこととは知らなくても、それはそれはいいチョコレートなんだろう、って言うのはパッケージからちゃんと伝わってきました。


活版?見た目ではあんまり分からないけど、触るとボコボコしてるので
潰れとか滲みとかもやりすぎてなくていい感じ。

開けてみるとこんな感じ。

おいしかったー。この味があってこそのデザイン。

このくらいのサイズがかわいいな、と二個入りにしたら、
同じサイズの袋に入れてくれて、さらにかわいい。
帰り道は、「この袋を持ってる自分、すごく好き!」とか思ってしまうくらいウキウキした。

自分が男子だったら、こういうのもらいたい。

高級ですよ~、ってアピールしてくることもなく、
作り手さんの誠実さがちゃんと伝わってくるような、
ぱっと見て「おいしいんだろうな」って素直に思えるパッケージ。
(自分のものにしたくせになんだけど)
これだったら自信を持って人にプレゼントしたい。
しかし、もう日本では売ってない・・・

よくよく調べてみると、長嶋りかこさんのデザインだった。
日本人ー!若いー!すごいー!


集合


▲PREIVATE CHOCOLATE YVAN VALENTIN

→http://www.yvan.jp/

掘り出し物


行ってきました、北野天満宮の骨董市。
念願かなった。誘ってくれてありがとう!

上の写真はその戦利品。
燃え盛る気持ちを押さえに押さえて、厳選した2品。

まずは、これ。
(お茶道具と一緒に並んで売られていたので、お香合、かな?)


金属と陶器の組み合わせ、
シルバーとブルーの組み合わせ、
ファンシーさとクールさの組み合わせ、
いろんな要素の絶妙なバランス加減がすばらしい。

最終的な決め手は「ひつじ柄」ってところだったけど、
落ち着いて見てみると、これほんとに「ひつじ」?

そしてもうひとつが、こちら。

ブルーシートが何枚か敷かれて、
その上にだーーーっと広げられたほこりっぽい骨董品の山。
その山の中でこの子だけがピカーーーって光を放って存在していました。


本綴じ函入り布表紙って、豪華すぎる作りのこちらは
『のらくろ漫画全集』全十巻のうちの一冊。
これ自体は1969年に刊行された復刻版です。

もともとは戦前とかに刊行されたものではないのかな、、、と思います。
にしては、このデザインのクオリティ、すごくないですか?!


(実はこっちが表紙です。斬新!)


(目次だって斬新。読みにくさも気にならない力強さ)


(内容はまさかのオールカラー。色がキレイ)


(こんなページもあります。おもしろい)


(扉。ろくらの)


(たひやき)


(ご丁寧にご挨拶からはじまります。かわいー)


(思い入れが強すぎて、無駄に写真だらけ、、、)

実はこの本、ずっと以前から知っていて、ずっと欲しかったものなんです。
3、4年くらい前に旅行したときの宿が、
作者の田河水泡さんもよく宿泊されていたという昭和初期そのままの佇まいをした
古い旅館で、そこに全10巻がずらりと並べられていました。

そんなノスタルジックな空間で目にしたから、
よけいに印象的だったのかもしれないけど、
まさにこの本はそんな時代に作られたものなので、本当に衝撃的すぎました。

ネットでは見つけられたりするけど、状態が不安だったり、高額すぎたり、、、
古本屋さんなんかで実際に出会えたことはありませんでした。
まさか、まさか、こんなところでひょっこり出会えるなんて。運命!

どちらも、古くていい感じ、ってことでもなく、
古さがかえって新しいよね、ってことでもなく、
今でも十分すぎるくらい素敵なプロダクト。
いやあ、満足満足。

(骨董市の様子は興奮しすぎて撮り忘れました、、、)